2018年10月10日水曜日

お試しだけをご希望の方はお断りしています。

フロントエンド、バックエンドという戦略をご存知だと思います。

フロントエンド=戦略的値下げのことで、
誰でもお店のサービスを試してもらいやすい価格で、広く来店を促すもの。

バックエンド=本来売りたいもの、買っていただきたいもののことです。

紙であれネットであれ広告を出すときは、フロントエンドを使うと思います。
何をいくらで出すか、ただただ安くしていっぱい来て欲しいというのは
良い結果につながらないことがおおいような気がします。

フロントエンドの目的は「いらないお客さんを断る」ことです。
あまり言葉が良くないんですが、事実はそうです。

魅力的な提案をして、たくさん集めて「買わない」と言ってもらって切るのです。
矛盾しているようですが、事実はこれなんです。

買う気がないのなら、さっさと断ってもらったほうがお互いのためだからです。

もっと言えば、問合せの電話の段階で切るのが一番いいと思います。

「お試しだけをご希望の方は、申し訳ありませんがお断りしています」
と、最初に告げるのです。

冷たいようですが、せっかくお試しに来たいと電話をくれているのに
それを来店もさせずに断るなんて、申し訳ない。

と、あなたは思うはずです。私もそうでしたからわかります。
でも、問合せのときに切るのがいちばん楽なのです。

それでも「試したい」と言ってくれた人の予約日時を決めたら、
次に「お金もってきてね」 を告げなくてはなりません。

「当日、もしも次回のご予約をいただけることになりましたら、
当院(店)では、予約時前払い制になっておりますので、
お試しの〇〇〇〇円と、次回分の〇〇〇〇円の合わせて〇〇〇〇円を
念のためご持参いただけますか」

が、定番のトークスクリプトです。
これくらい言えるようになりましょう。

もっと言えるならば、
「今月のキャンペーンで、通常は9万円の回数券を半額の4万5千円でご提案しているのですが、
たくさんのお客様にお買上いただいたので、あと2枚しか残っていません。
もしも〇〇様が、継続治療(施術)をご希望された場合、これが一番お得な回数券ですから、念のために4万5千円をご用意してご来店くださいますか?」

と、具体的にお話しできるといいですね。

何も売りつけませんよー、という顔をして来店させるよりも
よっぽど良心的だと思いませんか?

それでも来店してくれる人は
間違いなく買ってくれる人です。

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